上海でザリガニ料理を食べて以来、すっかりザリガニ料理の魅力にハマってしまった私ですが、友人の情報ネットワークのお陰で、日本国内、しかも私が住む埼玉県内で超本格的なザリガニ中華料理を食べられるお店の存在を知ることが出来ました。
場所は今や中華料理の聖地となった西川口で、店名は、「安老爺 炭火蛙鍋(アンラオイエ タンフォウオゴ)」です。漢字を読んで頂ければお分かりになると思いますが、このお店のイチオシメニューは「蛙、カエル、?」でございます!
※この手の話が苦手な方は、これ以上読むのをお控えください。
という訳で、一足早いプチ忘年会を「安老爺 炭火蛙鍋」で迎えることになった訳でございますが、兎に角インパクトが物凄いです。事前に友人から、
「ザリガニ料理が食べたいならGoogleで、”炭火 蛙鍋 西川口”で検索してごらん。俺も行ったことがないから、一緒に行こう!」
と誘われたのですが、このかつて無いパワーワードに衝撃を受けました。普通、ザリガニ料理を食べるのに、”炭火 蛙鍋”で検索しようとは思いません。Webでの情報によると、「安老爺 炭火蛙鍋」は中国では有名なチェーン店らしく、美味しい蛙料理とザリガニ料理が食べられる人気店だそうです。
西川口から徒歩5分、周囲からは日本の景色は失われ、そこは小さな上海と化していました。周りに日本のお店はありませんし、看板に日本語が一切書かれていません。意を決して入店してみると、日本語が上手な店員さんがお出迎えしてくれました。 🙂
当然、店員さんは全員中国、お客さんも中国の方が多いので軽くアウェイな気分を味わえます。
当初は蛙は遠慮するつもりだったのですが、勢いで一番のおすすめ料理である、「霸王龙虾拿下蛙」を注文しました。これは鍋が2段になっていて、上がザリガニ鍋、下が蛙鍋となります。お値段は思いのほか高く、7,980円でした。因みに最高級の鍋料理になると4段重ねで15,800円です。
上海で毎日お世話になっていた王老吉(中国で人気のある甘い健康茶。)を飲みつつ待つこと15分。こんな素晴らしい料理が到着致しました。
とっても大きいです。覇王の名に恥じぬ豪華さ!
鍋の下に見える白い煙のようなものはドライアイスで、料理が到着すると店員さんが水を入れてモクモクとさせてくれます。インスタ映えするので、今の御時世は結構ウケるかも知れません。具はザリガニとカエルだけではなく、キャベツ、青菜類、キクラゲ、ニンニク、つみれ(?)、小さなお餅(?)等々、色々入っています。
さて肝心の味ですが、ザリガニと蛙の両者とも結構辛いです。
一緒に行った友人もあまり辛いものが得意なタイプではないのですが、ギリギリ食べられる範囲で絶妙な辛さでした。味付けは濃いめです。熱々のザリガニを手で剥いてパクパク食べます。なお、日本の鍋料理とは違いスープは殆どありません。
ザリガニは上海で食べたので美味しさは十分知っていたのですが、蛙は初チャレンジとなります。思い切って口の中に運んでみると、コラーゲンたっぷりな食感でした。よく蛙は鶏肉に似ていると表現されますが、まさにそんな感じです。鶏肉よりも骨が多くて少々食べにくいですが、十分イケる食材と言えるでしょう。また、小さくカットしてあるので、外見上の蛙っぽさは全く無いのでご安心ください。ケンタッキーフライドチキンを更に細かくした物を想像して頂ければOKです。
締めに水餃子と牛肉面を食して今回の鍋パーティーは大盛況のうちに終了致しました。今回の評価は、100点満点中90点でございます。値段がもう少し安いと100点になります。次回は別の友人を誘って行ってみたいですね。どういう反応をするのか楽しみです。 😎