先日開かれた日本高血圧学会で、高血圧治療のガイドラインを改定し、成人の降圧目標を「上130/下80」に引き下げました。これでめでたく、日本国民の約半数が高血圧症患者となりました。
3月の記事で予想したとおり、降圧目標値が「上140/下90」→「上130/下80」になってしまいました。先にも書いたように、今回の改悪により日本国民の約半数が高血圧患者となったので、必要のない薬を服用するケースが増大します。ときは、国民総高血圧時代でございます。
血圧については散々記事にしたので今回は省略致しますが、無駄な投薬は可能な限り控えたいものです。自分の身は自分で守りましょう!

日本高血圧学会が「高血圧の降圧目標値」を改定?
今年の4月に、血圧の目標値がそれぞれ10ずつ引き下げられる可能性が出てきました。現在は、「上140/下90」なのですが、改定案では、それぞれ10引き下げて、「上130/下80」になる様です。

減塩は正しいのか?
今日のクローズアップ現代で、"道は険しい? “減塩社会”への挑戦"というお題で、塩分を高血圧の原因として悪人扱いしていますが、これは間違いです。 結論を申しますと、減塩をしても血圧は下がりません。 その証拠に減塩政策により日本国民の塩分摂取...

高血圧治療:降圧剤、使用拡大懸念 血圧目標下げ 米臨床試験反映 | 毎日新聞
日本高血圧学会が高血圧治療のガイドライン(指針)を改定し、成人の降圧目標を引き下げた。総死亡を3割近く抑えた米国の臨床試験の結果などを重視したためだが、試験のあり方への疑問や降圧剤の使用拡大を懸念する声もある。【野田武、矢澤秀範、河内敏康】