令和時代の最新式、風邪の治し方

風邪で寝込む女性 治療

以前の記事では、風邪に有効な漢方薬を紹介しましたが、今回は1日でも早く風邪を治すための治療方法を伝授致します。原則的にこの方法を厳守して頂ければ、よほど悪性な風邪ではない限り、こじらせることはないでしょう。インフルエンザにも大変有効な方法ですので、ご活用ください。

とにかく休息

  1. 体が熱っぽい、あるいは寒気がする
  2. 喉がピリピリする
  3. 頭が痛い

以上の3症状のうち、どれか1つでも該当したら体、特に目を休めて休息を取りましょう。
仕事や勉強、ゲームを控えて、21時前には就寝してください。この「休息」は一見簡単に思えますが、実は現代社会では一番ハードルが高く、大抵の方が無理をしてしまい風邪をこじらせてしまいます。休息は風邪に対しては最も重要なファクターであり、どの薬よりも効果が期待できます。最低でも丸1日、可能であれば3日間は休みましょう。

入浴

一昔前までは、「風邪に罹ったらお風呂に入るな。」と言われていたのですが、これは間違いでございます。何故この様な間違った情報が広がったかと言いますと、昭和以前の風呂場は温かい室内ではなく、寒い室外や離れに設置してある場合が多く、かえって体を冷やして風邪を悪化させるケースが多かったので、この時代の言い伝えが現代に残っているものと思われます。なお、目眩や高熱等、風邪が明らかに重症化している場合は入浴厳禁ですので、この点だけはご注意ください。

お風呂の温度は、少々ぬるめの38度~40度で、湯船に浸かっている時間は10分~15分が良いでしょう。お気に入りの入浴剤があれば、ぜひ入れてください。リラックスして体の芯まで温める事が肝要です。

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適切な漢方薬を服用

以前紹介した処方を服用しましょう。
大半の方は、「香蘇散(こうそさん)」か「銀翹散(ぎんぎょうさん)」がお勧めです。
服用する際は水で一気に流し込むのではなく、インスタントコーヒーの様にお湯で溶き、温かいうちに服用してください。これらの処方は使用期限が長期保存が可能なので、常備薬として手元に置いておくと良いでしょう。当ブログで何度も取り上げている糾励根(きゅうれいこん)という湿布薬も風邪に対して効果が期待できるので、お手元にある場合はお使いください。

どうしても薬が手に入らない場合は、コーラかドクターペッパーを飲むと風邪症状が和らぎます。これらの飲料水はブドウ糖やビタミン等、体を活性化させ体力を回復させる栄養素が多く含まれているので、即席の栄養ドリンクとして活用できます。寒気がする場合は、少し温めて飲むと良いです。

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抗生物質は風邪に効かない

学生時代に薬剤師の資格を持っている同級生から、「風邪を引いたら抗生物質を飲むとすぐ治る。」と言われた記憶があるのですが、これは大きな間違いでした。抗生物質は抗菌薬とも言われ、細菌に作用する薬です。対して殆どの風邪は細菌ではなくウイルスが原因なので、いくら抗生物質を飲んでも効果が現れません。効果がないどころか、かえって副作用が出たりするので、無闇に抗生物質を服用するのはやめましょう。抗生物質など使わなくとも、この3種類の漢方薬があれば大丈夫でしょう。

まとめ

以上が、1日でも風邪を早く治すためのコツです。
とにかく休息が第一ですので、「これくらいならいいや。」と思わず、しっかりと休息をとってください。中途半端に無理をしてしまうと長引いて苦労するのは必然ですので、ご自愛下さい。なお、日常生活に必要不可欠となったスマホは、我々が思っている以上に目を駆使するので、体調が優れないときは使用を控えましょう。

番外編:鍼灸は風邪に効くのか?

伝統的な手法を重んじる腕の良い鍼灸師であれば、風邪症状に効果的な施術が行なえます。
当院でも2014年頃までは積極的に鍼灸で風邪の治療を行っていました。しかしながら、外出により他者へ風邪を移してしまうリスクが高いので、現在は鍼灸による風邪の治療は推奨していません。無理をして来院せずに、安静にする事が肝要だと思います。

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