ヨクイニンの魅力

4
婦人科疾患

当店では相変わらず、シミ・そばかすに紫雲膏が人気なのですが、今回は飲む美容液こと、「ヨクイニン」をご紹介致します。本題に入る前に簡単に説明しますと、ヨクイニン(薏苡仁)はハトムギの種子で、肌を美しくする、イボ取りの生薬として有名です。

ヨクイニンって何?

ヨクイニンの美容効果については漢方業界内では昔から広く知られていましたが、世間一般に広まったのはここ10年位ではないでしょうか? 近年では大手メーカーが盛んにCMを流しているので、その美肌効果、イボ取り効果をご存知だと言う方も多いと思われます。

実際の効果についてですが、私個人の意見としては十分信用に値すると思っております。女性の漢方仲間はヨクイニンを服用している方が多く、確かに肌艶が良いです。また、ヨクイニンには筋肉痛や神経痛を和らげる効果も期待できるので、肩こりや生理痛等で悩まされている方にもオススメです。美容と健康が同時に手に入るなんて素晴らしいですね! 😛
なお、ヨクイニンのリスク区分は、最も安全性の高い第三類医薬品です。

基源:ハトムギ Coix lachryma-jobi L. var. mayuen Stapf(イネ科 Gramineae)の種仁。

ヨクイニンは肌を美しくする薬物、また服んで効くいぼ取り薬として良く知られていますが、これは民間的な利用方法です。ヨクイニンは『神農本草経』の上品に記載された薬物で、同書中では「筋肉が拘攣して屈伸できなくなったものや慢性の神経痛を治する」薬物として記されています。

原植物のハトムギはもともと中国には自生せず、後漢のころに馬援という人が南方からもたらしたものであるとされています。変種名の mayuen も馬援の名前に因っているのです。基準種の Coix lachryma-jobi L. は和名ジュズダマで、わが国でも池沼のほとりや河原などやや湿気のある土地に生え、子供のころに丸い果実を採って糸を通して数珠を作った覚えのある方も大勢おられることと思います。

ハトムギもジュジュダマも植物体は良く似ており、高さ1.5メートル内外で、たくさんの果実を穂状に実らせます。ハトムギは品種改良されて多くの栽培種がありますが、果実はジュズダマに比べてやや紡錘形で、通常淡褐色に熟し、外殻がやわらかく、手で割ることができるのが特徴です。一方のジュズタマの果実はほぼ球形で、ハトムギに比してやや大型で、時々白色のものが混じり、外殻は硬くて素手で割ることはできません。ともに内部に褐色の皮を被った種仁があり、薬用にはそのままか皮を去って利用します。ハトムギの果実全体を「鳩麦」、種仁を「ヨクイニン」、ジュズダマの果実を川殻と呼んでいますが、先に書きましたように、ジュズダマは外殻が硬くて剥きにくいので種仁の市場性はほとんどなく、あくまでもヨクイニンの代用品とされてきました。

皮を去った種仁は白色でん粉質です。陰陽五行説では「白」は肺経に入りますので、ヨクイニンには清肺の作用があるとされ、また味は淡泊であるので滲湿、利水の作用があるとされます。『神農本草経』に記された「慢性の神経痛」に対する薬効は後者の効能と言え、その他、排膿、消腫、利尿、消炎、鎮痛など多くの効能を有しているものヨクイニンの滲湿、利水の効果によるものと考えられます。麻杏 甘湯、ヨク苡附子敗醤散などの処方に配剤されるほか、種々の処方に加味されて利用されます。

ハトムギ種子に含まれる油状物質中の主成分コイクセノライドには抗癌作用があり、また大量のパルミチン酸は小動物に呼吸麻痺を引き起こすことが報告されています。ハトムギは比較的安価であり食料としても利用できそうですが、古来食用には利用されてこなかったことはこうした毒性に因っているのかも知れません。

なお、ヨクイニンは新しくて大粒で白いものが上質品とされます。湯剤としては種仁のみ(ヨクイニン)が利用されますが、民間で茶剤(はと麦茶)として炒って利用する場合には殻がついたままでも利用されます。

(神農子 記)

ウチダ和漢薬から転載

しんあい堂オススメのヨクイニン

ヨクイニンブームにより、現在では様々なメーカーからヨクイニン配合の薬が発売されています。
この中でも当店がオススメする4種類をタイプ別に紹介致します。

ウチダ和漢薬 ヨクイニンエキス細粒(分包)

定番のウチダ和漢薬「ヨクイニンエキス細粒(分包)」です。
ウチダ和漢薬のヨクイニンエキス細粒は、1日で20グラムのヨクイニン(生薬換算)を摂取する事ができ、私の知る限りでは最も配合量が多い処方です。粗悪品の場合、使用しているヨクイニンが10グラム程度だったりするので、漢方問屋であるウチダ和漢薬の拘りが強く感じられます。その分、値段は若干高めですが、本気で何とかしたい方にはうってつけの逸品です。ほんのり甘く、細粒剤としては服用しやすい部類に入ります。


当店おすすめ、ウチダ和漢薬「ヨクイニンエキス細粒(分包)」です。
60包入で毎日服用した場合20日分となります。まずはコチラをお試し下さい。
個人的には甘くて美味しいと思います。

二反田薬品 ヨクイニン錠 360錠(30日分)

最も服用が容易な錠剤タイプのヨクイニンです。
二反田薬品は明治20年創業の老舗漢方メーカーで、陀羅尼助丸を始めとした良質な和漢薬を販売しています。今回紹介するヨクイニンの中では最も服用が容易な錠剤タイプなので、細粒剤(粉末)や煎じ薬が苦手な方に最適です。30日分で4,000円です。

ウチダ和漢薬 生薬ヨクイニン 500グラム

更に本格的なヨクイニンワールドを楽しみたい方は、エキス剤ではなく自分で煎じる生薬のヨクイニンをオススメ致します。
生薬そのまま、つまり種子の状態なので、服用するには煎じる手間がかかりますが、自分で濃さや量を調節できますし、エキス剤や錠剤と比べると安価なのでコストパフォーマンスに優れています。


こちらは、500グラム入り生薬ヨクイニンです。
チャックが付いているので保存が楽ですね。
「THE 麦」なので、煎じて服用します。

三養 ゴールド三養茶 250グラム

国産の発芽はとむぎ・麦芽・発芽大豆・決明子・デキストリンを含む健康茶です。
上記の3品は医薬品ですが、これは健康茶(食品)に該当するため、日常生活に手軽に取り入れることが出来ます。はと麦茶はピンからキリまで幅広くございますが、このゴールド三養茶はその頂点に君臨すると言っても過言ではありません。製法や品質もピカイチです。その分、お値段は250グラムで8,000円と少々お高いのですが、その価値は十分にあると言えるでしょう。本品は単なる茶葉ではなく、15倍に濃縮されたエキス剤(粉末)で、インスタントコーヒーの様にお湯に溶いて服用します。

効果が出るまでの期間

年齢や程度にもよりますが、肌のくすみや血色を良くしたいのであれば、数週間の比較的早い段階で効果が現れますが、シミやイボの除去でしたら、2,3ヶ月を目安にすると良いです。その理由ですが、肌のターンオーバーは約28日と言われ、シミやイボは肌の深い部分にあるため、効果が出るまでに時間がかかるからです。なお、ヨクイニンは安全な生薬ですので、年単位の服用も可能です。摂取量を調節しながら、美容と健康のために長く使って頂きたい生薬の一つと言えるでしょう。

購入方法

当店、漢方薬店しんあい堂までお問い合わせ下さい。
漢方薬店しんあい堂は、人形町治療院に併設する薬店です。漢方薬を始めとした医薬品や、昔なつかし富山の薬、伝統プリメント等の販売を行っております。

おまけ

漢方薬ではないのですが、当店では、あの有名なキミエホワイトと全く同じ成分でありながら、約半額で購入できる優秀な処方も取り扱っているので、コチラも積極的に使用して頂きたいです。怪しい偽物ではなく、実はコチラの処方が元祖です。ご入用の方は、遠慮なくお声がけ下さい。

 

 

タイトルとURLをコピーしました