8月31日の朝日新聞に興味深い記事が出ています。要略すると、パーキンソン病を患っている猿がiPS細胞で症状が改善したと言う報告です。しかも、副作用は報告されておりません。
ご存知かもしれませんが、当院は脳卒中、パーキンソン病の治療で来院される患者さんが多く、当院の治療を受けても全員の症状を完全に抑えることは非常に難しいと言えます。特にパーキンソン病の場合は進行性の疾患なので尚厄介と言えます。
再生医療であるiPS細胞は失われた機能そのものを復活させる手段なので、これらの疾患に対して根本的な治療を行います。早ければ来年に治験を開始するようなので、以前記事にした通り、パーキンソン病治療の夜明けは思ってよりも近いのかも知れません。
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