既にNHKなどで大きく取り上げられていますが、超大手の医療情報サイト”WELQ“が炎上し、緊急閉鎖しました。
怪しい情報や他サイトから盗用が多く、信憑性にかけると友人たちと話したばかりだったのですが、こんなにも早く閉鎖されるとは思っておらす、少々驚いています。
閉鎖理由については諸説ありますが、会社の利益を優先し、大きくなりすぎた事が一番の原因だと思います。
WELQの影響力は凄まじく、現時点でも検索エンジンで「腰痛」、「ヘルニア」と入力すると検索結果の上位ベスト3には必ず入り、漢方薬の「葛根湯」と入力すると一番上に表示される程です。
驚くことに疾患名や薬品名だけにとどまらず、肩こり、しびれ、逆子等の症状で検索しても必ず上位に表示される徹底ぶりです。
人間はどうしても上位の記事をクリックする習性がありますので、知らない間に大半の患者さんがWELQで情報を入手してしまう訳です。
このようにして、情報サイト入手した知識がさも正解のようにして広まってしまうと、もはや誰にも止められません。
情報を発信すると言うことは責任が伴います。特に医療関連は人命に関わる問題ですので責任重大です。
良質な情報を提供するサイトも沢山ありますが、WELQの様な大手組には到底敵うわけがなく、利用者は本物の情報を得る機会が難しくなってきています。
インターネットに限らず、テレビやラジオも同様です。
利用者側も偽りの情報に惑わされぬよう、情報収集にはくれぐれもご注意下さい。
「ヘルニア」を検索した場合、ほぼ全ての検索エンジンでWELQが上位に表示されるようになっています。
その結果、「ヘルニアはストレッチで治る。」と思い込んでしまいます。
※2016/12/05追記
徐々にWELQの情報が検索結果から除外されつつありますが、相変わらずWELQに類似した情報サイトが上位に表示されるようになっています。
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