「どれくらい(何回)通ったら良いのですか?」
という質問を非常に沢山頂きます。患者さんの体質や症状、漢方薬使用の有無等、個人差が大きいので一概には回答できないのですが、大まかな治療方針としては下記のようになっております。
急性疾患(ぎっくり腰、寝違え等)
激しい痛みで歩けないぎっくり腰でも、大抵の場合は一度の治療で歩ける程度には回復しますが、油断は禁物です。再発予防の為、可能であれば翌日施術を行います。出来るだけ短期間で日数を開けず高頻度で施術を行ったほうが予後良となります。2008年の開業時からの統計によると、急性疾患の平均通院日数は3日でした。
慢性疾患(肩こり、五十肩、腰痛、耳鳴り、冷え性、体質改善等)
週に2回程度の低頻度で症状に改善が見られるまで続け、その後は徐々に治療回数を減らしていきます。本来、東洋医学は予防医学ですので、予防・体質改善の観点から可能な限り治療を続けることがポイントとなります。
脳卒中(脳梗塞、脳出血)、難病(パーキンソン病等)
病院で行うリハビリと同じ様に出来るだけ高頻度、可能であれば毎日施術を行い、ある程度の改善が見られたら治療頻度を減らす傾向があります。上記の慢性疾患同様、生活習慣や体質が大きく関与していますので、可能な限り治療を続けた方が良いです。
逆子
週に2回行います。週に1回の場合は改善率が極端に低下する傾向がありますので、週2回の治療を推奨しております。2008年からの平均治療回数は4回でした。詳細は逆子のコーナーをご覧ください。
不妊治療
週1~2回の頻度で、4クール(1年間)かけてじっくり治療を行います。ぎっくり腰の様に、数回の治療で済むものではないとご理解下さい。なお、大半の患者さんが1クール(3ヶ月)で体調が良くなる等、何らかの変化を感じるようです。
小児はり
子供は総じて敏感であるため、始めのうちは1日~2日おきが良いです。通院が厳しいようであれば、最低週2回を目安にすると良いでしょう。ある程度安定したら施術回数を減らす傾向があります。
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