ALS、白血病の薬で治験開始

中枢神経疾患

難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)に対し、慢性骨髄性白血病の治療薬である「ボスチニブ」を使用した治験が開始されます。iPS細胞を使った治験は国内で4例目だそうです。

私は往診や漢方薬店の経営も行っているので、自力で来院出来ない比較的重症となってしまったALSやパーキンソン病の患者さんを診る機会が多く、今回の治験にはかなり期待しています。ご存知かも知れませんが、ALSやパーキンソン病の様な難病は現代医療では完治不可能とされていて、特にALSの場合は進行が早く、YNSA(山元式新頭鍼療法)や漢方薬等の伝統医療を施しても症状の緩和や進行を多少遅らせる事しか出来ません。

ボスチニブは、慢性骨髄性白血病の治療薬として既に認可されているため、今回の治験が成功した場合、早い段階でALSの患者さんに投与できる事が期待されています。脊髄損傷やパーキンソン病の治験が先日行われましたが、ALSの患者さんにも、ついに希望の光が差し込んできました。

治験に参加された患者さんには、少しでも良い結果が得られるよう、心の底から応援しております。

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難病ALS、白血病薬での治験開始へ 京大など(1/2ページ)
京都大iPS細胞研究所の井上治久教授らの研究チームは26日、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」について、慢性骨髄性白血病の治…
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