5月の連休明けから急激に脳卒中(脳梗塞、脳出血、片麻痺)の治療を希望する患者さんが増えております。当院の場合は開業当初を除き、脳卒中よりもパーキンソン病の患者さんが多かったのですが、今年の春から急激に増え始め、ついに開業7年目の今月、パーキンソン病の患者さん数を追い越してしまいました。急増した理由は定かではございませんが、皆、鍼灸マッサージや漢方薬治療、つまり東洋医学に救いを求めているようです。
東洋医学に関わる者として喜ばしく、東洋医学の良さを知る良い機会だと思うのですが、あえて一言言わせて頂くと、皆様、東洋医学を選択肢に入れる時期が遅すぎます。退院し年単位でドクターショッピングを繰り返した後、当院に相談されるケースが非常に多く、その大半が病が進行しきっている状態(超慢性期)にあります。
超慢性期に治療を開始しても改善する可能性は十分にあるのですが、やはり初期に行う治療と比べると回復速度が鈍くなってしまいます。当院で行っているYNSA(山元式新頭針療法)も例外ではなく、発症後半年、遅くとも1年以内に治療を開始する事を理想としています。
片麻痺に限らず、すべての疾患において早く治療を始めた分だけ早く回復しますので、鍼灸マッサージ、漢方薬治療を最後の砦とせず、健康管理のファーストチョイスにお加え下さい。
(その方が治療時間も短くなり治療費も少なく済みますので、お得ですよ!)
続編
脳卒中と漢方薬(1)
先日お伝えした通り脳卒中の患者さんが増えているのですが、鍼灸マッサージと漢方薬治療を同時に行うと、想像していた以上に回復が早まります。鍼灸マッサージ治療のみを施した場合の治療効果が5/10だとすると、漢方薬を併用した場合は、8/10程度まで
コメント