花粉症に使われる処方については当ブログで何度も取り上げていますが、この機会に少し整理してみましょう。今回は当店でよく売れている処方を漢方薬中心で症状別に取り上げています。
クシャミ・鼻水に「麻黄附子細辛湯」
麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)は風邪薬として頻繁に用いられていますが、当店では花粉症、特にクシャミや鼻水に多用されます。麻黄(マオウ)、附子(ブシ)、細辛(サイシン)の3種類の生薬しか含まれておらず、単純が故に即効性が期待できる大変優れた処方です。使われている生薬の種類が少ないため他の処方と比べると比較的安価だと言えます。因みに、私はこの時期に登壇するときは必ず服用しています。
目のかゆみ・涙に「アイカフーンAGプラス」
直接目に関係する症状については、飲み薬よりも幹部にアプローチ出来る点眼薬の方が効果的です。当店で販売しているアイカフーンAGプラスは、抗アレルギー成分のクロモグリク酸ナトリウム、抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩、抗炎症成分のグリチルリチン酸二カリウムに加え、角膜保護成分、疲労回復成分の6つの有効成分を配合した、花粉・ハウスダストなどによる目のアレルギー症状によく効く眼科用薬です。
テイカ製薬が販売しているアイカフーンAGプラスは、第二類医薬品に分類されているため目薬としては比較的効果が強い部類に入ります。市販価格は2,000円前後で少々高額な部類に入りますが、医療用医薬品の目薬には無い爽快感が得られるため、人気が高い商品となっております。
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:
目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)
喉の痛み・違和感に「生脈散」と「常盤のど飴」
生脈散(しょうみゃくさん)あるいは生脈宝(しょうみゃくほう)は、当ブログで何度も取り上げている夏バテ用の処方ですが、喉の違和感にも良く効きます。少し薄めて飲む事がポイントとなります。詳細はこちらの記事をご覧ください。
常盤のど飴は、古くからせきやのどのあれなどに効果のある煎じ薬として用いられていた南天の実を有効成分としたドロップタイプのせき止め薬です。 せき、のどのあれに効果をあらわします。飴なのでお菓子と間違われそうですが、第三類医薬品に分類されている立派な医薬品です。当然、風邪による喉の違和感にも多用されるため、通年売れております。
花粉症の幅広い症状に「小青竜湯」
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)は最もメジャーな処方で、花粉症に悩まされている方であれば、きっと一度は使ったことがあるでしょう。上記の4処方はピンポイントに攻めますが、小青竜湯は比較的適応範囲が広く、花粉症の総合薬として最も優秀かつ扱いやすい事が特徴です。
当店では北日本製薬の小青竜湯を取り扱っていますが、2022年春の時点で原料不足による販売停止状態が続いており入手不能となっています。現在は代替品として二反田と三和の小青竜湯を販売しております。小青竜湯についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
番外編 花粉を寄せ付けない「イハダ アレルスクリーン EX」
資生堂が販売している「イハダ アレルスクリーン EX」は花粉等付着抑制スプレーです。医薬品ではないので詳細な効果効能は記載できませんが、私の周りではすこぶる評判が良い品です。微粒子の付着を防ぐスプレーなので、花粉を寄せ付けないだけではなく、PM2.5やウイルス等にも有効です。
特許技術の成分と新ブロック成分を配合した透明ベールが、花粉等微粒子の付着を抑制。シューッとひとふきすることで、花粉、PM2.5、ウイルスの肌と髪への付着を抑制します。
*花粉、PM2.5、ウイルスの侵入を完全に防ぐものではありません。*本品の使用と合わせて、手洗いやうがい等の対策を行うとより効果的です。IHADA〈イハダ〉|資生堂肌荒れ対策ならイハダ。薬用・防御・治療の3つのケアを通して肌トラブルに対応する、IHADA〈イハダ〉公式ブランドサイト。
おまけ
院鳥は花粉症?
年々少しずつキテルね。
それでも、上で紹介した薬を服用してるから、そこまで酷くないよ。
そうなんだ。
私も買ってみようかな。
その際はぜひ当店で!
普通の市販品は大手ドラッグストアに敵わないけど、
富山の薬からマニアックな和漢薬まで、厳選した処方を取り揃えてございます!
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