帝王切開のリスクとQA

帝王切開の写真 婦人科疾患

当院では帝王切開を免れるために逆子治療を希望される患者さんが多く、逆子灸の施術中に帝王切開に関する色々な質問を受けます。帝王切開の安全性、費用、入院日数、切開の方法等、気になるアレコレを産科のドクターから聞いてきましたので、分かりやすく質問にお答えします。

なお、本記事は医学的根拠や統計情報に基づいたもので、過度に不安を煽ったりするものではございません。広く万人に知って頂きたい内容となっております。

 

帝王切開の安全性とリスク

まず安心して頂きたいのですが、我が国で行われている帝王切開の安全性は極めて高いと言えるでしょう。
しかしながら、古来から出産にはリスクが付き物なので、全くのノーリスクとはいきません。帝王切開が赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配は殆どないのですが、赤ちゃんよりも母体にかかる負担が大きく、経腟分娩と比べると様々なリスクが3~5倍に跳ね上がると言われています。このため、可能な限り整復した状態での経膣分娩が望ましいとされています。

帝王切開の費用と入院日数

通常分娩の費用が約50万、帝王切開の費用が約6万円(3割負担の場合)です。
合計で大凡56万円が必要となります。

「お金がない!!」
と言う方もご安心下さい。日本には出産育児一時金と言う制度があり、42万円のキャッシュバックを受けることが出来ます。また、高額医療費制度もありますので、年末にしっかり申請すればまとまったお金が返ってきます。問題は赤ちゃんが成長するまでの費用ですね。これは個人で何とかするしか無いです。 😎  なお、入院日数は1週間から2週間が目安となります。

帝王切開の切開方法

帝王切開の切開方法は大きく分けて2種類あります。縦に切るか、横に切るかです。
出産する病院によってどちらの方法が標準になっているか異なるのですが、知人であるドクターも私も、特別な理由がない限り縦切開をお勧めしています。その理由は縦切開の方が母体への負担が少ないからです。ご存じない方も多いのですが、帝王切開はお腹の皮膚から一気に子宮まで切開するのではなく、部位ごとに分けて切開します。縦方向の場合、横方向と比べると切開する回数が少なくなります。下記で少し詳しく説明しましょう。

縦切開

お腹の皮膚と筋膜を同時に縦方向、子宮を横方向に切開します。
イメージは、「l」、「一」です。
切開する回数が少なく、施術時間が短いので母体にかかる負担が軽い事が最大のメリットです。負担が軽い分、術後の痛みも少なく入院日数も短くなる傾向があります。デメリットは横切開に比べると傷跡が大きくなる事です。

横切開

お腹の皮膚を横、筋膜を縦、更に子宮を横方向に切開します。
イメージは、「一」、「l」、「一」です。
縦切開と比べると手術の工程が長くかかるので、その分だけ体にかかる負担が大きくなります。唯一のメリットは切開場所が恥骨に近いので、縦切開と比べると傷跡が目立たない事です。美容上の問題がどうしても気になる場合は横方向の切開を選びましょう。

まとめ

以上が当院に多く寄せられる質問となります。
一昔前までは帝王切開に対する間違った偏見が少なからずありましたが、今の日本では5人に1人(最近だと30%に急増しています。)、アメリカでは4人に1人が帝王切開を経験します。道を歩けば帝王切開経験者に出くわしますので、帝王切開をしたからと言って、お母さんが後ろめたさを感じる必要は全くありません。

ですが、母体へのリスクを考えると、可能な限り安易な帝王切開の選択は避けたいものではあります。
当院の逆子のお灸は確実ではありませんが、高確率で逆子を頭位に戻すことか可能です。もし、逆子が治らなくても、お灸により妊娠中、出産、出産後の生活の質が高まり、鎮痛やリラックス効果等、様々な良い影響が現れます。ご本人やご家族、知人友人が逆子でお悩みでしたら、ぜひ、逆子のお灸をお試し下さい。

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