暑さで有名な熊谷市にほど近い鴻巣市で開業しているの当院周辺では、連日38度を超える猛暑日が続いています。 😈
この時期に入ると、体の怠さ(倦怠感)や疲れ、足がつる等の症状を訴える患者さんが増え始めます。これらの大半は暑さが原因で、いわゆる熱中症予備軍の患者さんです。
鍼灸整体マッサージは上記のような症状にも有効とされていますが、もっと手っ取り早く症状を緩和させるには漢方薬やサプリメントの服用がお勧めです。「病気ではないのに漢方を使うの?」と思われるかも知れませんが、本来、漢方薬は日常の健康管理に使われてきたものなので、全く問題はございません。今回は、熱中症に使われる漢方薬3種とサプリメントをご紹介致します。
生脈宝(しょうみゃくほう)
当院で何度も取り上げている対夏バテ用漢方薬です。
4種類の生薬から構成された比較的単純な処方ですが、下記で紹介する『清暑益気湯』よりも五味子が多く含まれ、その即効性からスポーツや建築現場で珍重されています。以前紹介した生脈宝ドリンクはこの時期のマストアイテムと言えるでしょう。
また、最も副作用の少ない第三類医薬品に分類されるため、小児や高齢者にも扱いやすい事が特徴です。2017年に小太郎漢方から「生脈散(しょうみゃくさん)」という漢方薬も発売されました。
構成成分
- 人参
- 黄耆
- 麦門冬
- 五味子
使用されている生薬は4種類と少なめですが、それぞれの配合量も多く単純な分、体内での吸収が早いので、効きが鋭いとされています。
清暑益気湯(せいしょえっきとう)
知る人ぞ知る、夏バテの特効薬です。
いかにも涼しげな名前ですね。『清暑』とは暑さの原因を涼しくする、『益気』とは文字通り『気』を養うという意味です。構成成分が多いため、生脈宝よりも対応できる範囲が多いとされています。
似たような処方では、『補中益気湯(ホチュウエッキトウ)』という処方が有名です。両者とも疲れや食欲不振等に使われるのですが、『清暑益気湯』の方が、より『夏』に特化した処方と言えます。
構成成分
- 蒼朮
- 人参
- 麦門冬
- 黄耆
- 陳皮
- 陶器
- 黄柏
- 甘草
- 五味子
※9種類の生薬で構成され、生脈宝と比べると複雑な処方です。吸収に時間がかかりますが、その分、適応範囲は広いとされています。
牛黄含有製品
高貴薬として名高い牛黄(ごおう)が入った製品は熱中症にも多用されます。生脈宝と同様に即効性が期待できるので、私も常に持ち歩いている程です。牛黄は貴重な生薬のため値が張りますが、その効果効能は上記に上げた漢方を凌ぐと言われています。牛黄100%で構成された『牛黄カプセル』を始め、牛黄+αを加えた『敬震感応丸』や『精寿』等、様々な製品がございますので、ご入用の方はお気軽にご相談下さい。
UNICAL(ユニカル カルシウム)
夏場に足がつる方はカルシウム等の電解質不足が予想されます。当店では、カルシウムサプリメントの雄、ユニカ食品株式会社の『UNICALシリーズ』を取り扱っております。一般的にカルシムのサプリメントは体内では吸収しにくく、服用しても上手く体に蓄積されません。当店が扱う『UNICAL(ユニカル カルシウム)』は独自の製法により97.5%の吸収率を誇り、プロスポーツ選手から年配の方まで幅広くお使いいただけます。
なお、当店では医薬品の通販は行っておりません。田七人参や龍心ゴールド、UNICALシリーズ等のサプリメントであれば通販可能です。