【2026年最新】ついに実用化へ!パーキンソン病のiPS細胞治療と、東洋医学が果たすこれからの役割

治療

本日は、パーキンソン病の治療において、歴史的な転換点となる非常に明るいニュースをお届けします。

まさにこの記事を書いている今日、2026年2月19日、厚生労働省の専門部会で、パーキンソン病向けのiPS細胞由来製品(住友ファーマ申請)の製造販売について、早期承認が了承されました。長年待ち望まれていた「iPS細胞によるパーキンソン病治療の実用化」が、いよいよ現実のものになろうとしています。

今回は、この最新の知見を分かりやすく解説するとともに、一人の鍼灸マッサージ師として、また東洋医学の視点から、これからのパーキンソン病治療がどう変わっていくのかを考察してみたいと思います。


1. iPS細胞によるパーキンソン病治療の「現在地」

パーキンソン病は、脳内の「黒質」という部分でドパミンを作る神経細胞が減少することで、手足の震え(振戦)や筋肉のこわばり(筋強剛)、動作緩慢などが起こる進行性の難病です。

これまでの治療は、足りなくなったドパミンを薬で補う「対症療法」が中心でした。しかし、今回のiPS細胞治療は**「失われた細胞を新たに作って脳に移植する」**という、根本的な改善に迫るアプローチです。

【近年の主なブレイクスルー】

  • 2025年4月: 京都大学のチームが、7名の患者さんを対象に行った医師主導治験の結果を世界的科学誌『Nature』で発表。移植した細胞がしっかりと定着してドパミンを作り出し、重大な副作用もなく、運動症状の改善が確認されました。

  • 2025年8月: この良好な結果を受け、住友ファーマが日本国内での製造販売承認を申請。

  • 2026年2月19日(本日): 厚労省の部会で早期承認が了承。

患者さん自身の細胞から作るのではなく、あらかじめ用意された他人の安全なiPS細胞(他家iPS細胞ストック)を利用してドパミン神経前駆細胞を作るため、コストや時間を大幅に抑えられるのも実用化に向けた大きなポイントです。


2. 東洋医学・鍼灸マッサージ師からの視点

最先端の再生医療がいよいよ手の届くところに来た今、「では、鍼灸やマッサージなどの伝統医療は不要になるのか?」と思われるかもしれません。しかし、私は**「むしろこれからの時代こそ、両者の掛け合わせ(統合医療)が真価を発揮する」**と考えています。

  • 「種(細胞)」を育てる「土壌(体)」を作る

    iPS細胞の移植を農業に例えるなら、脳に新しい「種」を植え付ける作業です。しかし、どれだけ良い種を植えても、全身の血流が悪かったり、体が極度のストレス状態にあっては、細胞が十分に定着しにくい可能性があります。鍼灸やマッサージは全身の巡りを改善し、自律神経を整えるのが得意です。最先端医療が蒔いた種がしっかり根付くための「豊かな土壌」を作るサポートができます。

  • 筋肉のこわばりや二次的な痛みのケア

    パーキンソン病の患者さんは、長年の筋肉のこわばりや姿勢の崩れにより、肩こり、腰痛、関節の拘縮といった二次的な痛みを抱えています。細胞移植によって脳の機能が改善したとしても、長年固まっていた筋肉がすぐに元通りになるわけではありません。徒手療法や鍼灸による物理的なアプローチは、患者さんのQOL(生活の質)向上に直結します。

  • 東洋医学の「心身一如」のアプローチ

    東洋医学では、パーキンソン病の症状を「肝腎陰虚(かんじんいんきょ:体の潤いや根本的なエネルギー不足)」や「肝風内動(かんぷうないどう:体内に風が吹き荒れるように震えが起きる状態)」などと捉え、局所だけでなく全身のバランスを診ます。便秘や不眠といったパーキンソン病特有の自律神経症状に対しても、包括的にアプローチできるのが強みです。


3. まとめ:希望の光とこれからのケア

2026年、パーキンソン病治療は「進行を遅らせる」時代から、「失われた機能を回復させる」時代へと確実な一歩を踏み出しました。

今後は、**「西洋医学の最先端技術(iPS細胞)で失われた細胞を修復し、東洋医学(鍼灸・マッサージ)で全身の巡りや環境を整える」**という、患者さんにとって一番心地よく、効果的な治療の形が広がっていくことを願っています。患者さんやご家族にとって、今日のニュースは本当に大きな希望の光です。

当院では開業当初からパーキンソン病に悩まされている患者さんが非常に多く、往診を減らした現在でも週に何度かはパーキンソン病の話題が出るほどです。今回のビッグニュースは本当に感慨深いものがあります。


iPS細胞のパーキンソン病治療や実用化に向けたコスト削減の取り組み

この動画では、パーキンソン病治療などへの応用が期待されるiPS細胞の最新の製造施設や、実用化に向けた大幅なコスト削減の取り組みについて分かりやすく解説されています。

 

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