学生から多く寄せられる質問で、「学生のうちに、読んでおいたほうが良い書籍を教えてください。」と言う質問が多いので、この場でお答えします。
個人的には、2017年の2月に発売したYNSAの一般向け書籍、“あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る! “をお勧めしたい所ですが、ここではあえて鍼灸学の王道を記した、“鍼灸の真髄”を推奨致します。
著者は昭和の名人として名を馳せた代田文誌先生で、代田先生の師匠である沢田健先生が行っていた当時の治療風景、太極療法について書かれています。なお、第1版が昭和16年、現在は31刷まで発行されている超ベストセラーです。
昭和初期に書かれた本なので読み慣れない文だとは思いますが、何度も読み返しているうちに、鍼灸師としての心構えが身に付き、随所に書かれている”ヒント”に気が付くはずです。一般の方でも時間をかけて読んでいくと、案外面白いかも知れません。
コメント