2020年10月29日に、延期に延期を重ねた療養費検討専門委員会が厚生労働省にて開催されました。養費検討専門委員会は鍼灸マッサージの健康保険制度を話し合う委員会で、今後の制度の行方や料金等、保険を使っている鍼灸マッサージ師にとって非常に重要なイベントとなります。
※この記事は業界関係者向けです。
往療費(出張料金)の大規模な改定が行われるという噂が流れていましたが、今回は大きな改定は行われずに、若干の料金修正が加わってた程度だったので現場の影響は少ないと思います。あえて影響があるものを上げるとすれば、「長期・頻回の施術等に関する償還払いに戻せる仕組み」でしょうか？
来年度の2021年から受領委任払いの研修制度が始まります。当院のように以前から受領委任払いを取り扱っていて、厚労省から許可を得ている治療院は今のところ追加の研修を受ける必要はありませんが、2021年以降新規に開業する治療院はこの研修が必須となります。噂によると研修希望者が殺到していて、研修は抽選らしいです。
つい先日記事にしたばかりですが、当院は今月から療養費の取り扱いを完全に終了致しました。理由は何度も書いているので省略致しますが、来年度以降、ますます療養費の取扱いが厳しくなると予想されますので、療養費をメインに治療院を経営している方々は業界内の動向に細心の注意を払いましょう！ なお、今回決まった料金の改定案ですが、12月から早速反映される予定です。
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