本日付で、日本統合医療学会(IMJ)の会員となりました。
統合医療を一言で説明すると、「対症療法」を中心とした近代医学と、「原因療法」を中心とした伝統医療を統合した医療です。この2つのメリットを最大限に活かし、患者さんに合ったオーダーメイド医療を提供する事が真の目的と言えます。
日本統合医療学会は、統合医療を推進している日本で一番大きな団体です。
当団体を知ったのは今から10年ほど前で、幸運にも名誉学会長である渥美和彦医師の勉強会に参加する機会があり、その際に統合医療に対する熱い想い、必要性を強く感じました。
しかしながら、当時はまだ開業したばかりで余裕がなく、私の知識不足もあり、学会に参加するには至りませんでした。
あれから10年が経過し、ある程度の場数を踏んだ今の状態であれば、日本統合医療学会に所属してよいのではないかと思い、今回の入会に踏み切った次第でございます。入会には推薦人が必要等々色々あったのですが、なんとかクリアし、本日無事に入会の許可が降りました。
統合医療に関する様々な知識や技術を身に着け、少しでも患者さんに還元できればと思っておりますので、乞うご期待下さい!
統合医療の目指す方向性
- QOLの向上を目指し、患者一人ひとりに焦点をあてた患者中心の医療
- 近代西洋医学及び伝統医学や相補・代替医療従事者による共同医療(真のチーム医療)
- 身体、精神のみならず、人間を包括的に診る全人的な医療
- 治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に寄与する医療
- 生まれてから死ぬまで一生をケアする包括的な医療
- 「尊厳ある死(Death with Dignity)」と、患者だけでなく残された遺族も満足できる「良質な最期のとき(QOD:Quality of Dying and Death)」を迎えるための医療