驚くべき事に、少し前から当院を真似ている治療院が現れています。
私が直接その治療院に行った訳ではないのですが、患者さん複数人からの報告がありました。
他者の技術や知識を手本にすると言うのは至極当然の事で、私も尊敬できる多くの方々を手本として治療院や漢方薬店を経営していますが、ここの場合は少々方向性が違うようです。
学生時代に世間から按摩の名人と言われていた恩師から、
「佐野ちゃん。同業者に真似をされるようになったら一人前だよ!」
と、言われたことがあるのですが、開業10数年目にして、ついに一人前になる時が来てしまいました。 😛
本音を申し上げますと、現時点ではあまり嬉しくないです。
なんでも、そこの治療院に行った患者さん曰く、施術手順や手技の組み合わせが表面上は当院と全く同じだそうです。
少し施術に詳しい方であれば、YNSAや東洋医学的なアプローチならば手順が同じじゃないかと思われるかも知れないですが、そういうレベルの問題ではなく、治療院の特徴、ホームページの内容や参加団体(実際に所属しているかは不明。)、料金形態等も極めて当院と類似しています。
また驚くべき事に、私が先日行ったばかりの中国短期留学についても早速取り入れている有様で、ブログに関しても、私が新しい記事を執筆した数日後には、あちらさんも非常に似たような記事を出しています。ここまで来ると、どう考えても偶然の一致ではないでしょう。
真似をする言うのは、医術に限らず、芸術を始めとした様々なジャンルでも大切な要素なのですが、今回の件は何だか少々違う様な気がします。普通、この手のものはお互いに切磋琢磨して技術を高め合うものではないのでしょうか? 決してコピペの様に気安く行うものではありません。
私は、仕事に関することはブログでオープンにしているので、遅かれ早かれこうなる時が来るとは思っていたのですが、ここまで多方面に渡ってに真似をされてしまうと、正直引きます。
そのうち、向こうもインコを飼い出しそうな勢いです。
当院を真似るのは大いに結構ですが、中途半端な知識で事故だけは起こさないようにして下さい。実際問題、逃げてきた患者さんから全く関係ない当院にクレームが入っています。 😈
万が一、事故を起こすと患者さんに迷惑がかかりますし、業界全体のイメージダウンになってしまいますよ。あまりこういう事は書きたくはないのですが、恐らくこの記事を読んでいると思いますので、注意喚起でございます。
最後になりますが、鍼灸師の免許しか持っていないのにもかかわらず、マッサージや漢方薬を扱っているのは一体どういう事でしょうか?
マッサージを行うためには、「あん摩マッサージ指圧師」、漢方薬を取り扱うには、「薬剤師(あるいは登録販売者)」の免許が必要で、当然、人形町治療院と漢方薬店しんあい堂は免許を所持しています。これらの免許を持っていない場合は立派な犯罪行為となりますので、直ちに中止して下さい。
2019-09-24追記
閉院してしまったようです・・・。
一体何がしたかったのでしょうか?