以前は渋峠の話を記事にしましたが、今回は埼玉県のヒルクライムの聖地、白石峠の話題です。実は渋峠に行ったのは8月、白石峠は7月なので記事にする順番が前後していますが、細かいことは気になさらぬようにお願い致します。
白石峠とは
白石峠は埼玉県のときがわ町に存在し、平均勾配8.6%、標高差540m、距離約6.4kmという埼玉県屈指のヒルクライムスポットです。国体の会場にもなった事があり、ローディーの間では超有名なスポットです。諸説ありますが、50分切り(足付き無し)で脱初心者、40分切りで中級者、30分切りで上級者の仲間入りと言われています。私の目標は50分切り(足付き無し)で、脱初心者を目指します。
白石峠 (埼玉県) – 埼玉県秩父郡東秩父村から同県比企郡ときがわ町にかけての峠。埼玉県道172号大野東松山線が経由している。
白石峠 - Wikipedia
白石峠へのアクセス
私の場合は住まいが鴻巣市なので自走ですが、輪行の場合は、JR八高線「明覚駅」が最寄駅となります。東武東上線の「小川町駅」、「越生駅」からも行くことが出来るので、関東の激坂の中では比較的アクセスしやすい峠と言えます。
取り敢えず行ってみよう!
鴻巣市から白石峠の頂上まで片道45km、往復90kmの道程です。休憩時間を含めると6時間コースとなります。7月の猛暑の中、90km走行は苦行です
エネルギー切れが心配なので、サロモンのトレールランニング用バックパックを背負い、補給食とボトル2本を装備しました。多少重くなってしまいますが、ハンガーノックを起こすより100倍マシでしょう。
白石峠までのルートは、行きは御成橋経由、帰りは比企サイクリングロード経由にしました。実際に走ってみて驚いたのですが、夏場の比企サイクリングロードは背丈以上に草が伸びているので非常に危険です。道も対向車も見えないので、秋になるまで封印したほうが良さそうです。
大東文化大学前の物見山、ときがわサイクルベースのプチヒルクライムを終え、いよいよ白石峠の看板が見えてきました。
正直、看板の先にある急坂を見ると帰りたくなります。意を決して登り始めたのですが、最初から冗談抜きで本気で帰りたくなるレベルの坂でした。春に行った長瀞の陣見山とはレベルが違います。平坦エリアが全く無く、終わりのない急斜面をずっと登るのは苦行以外の何物でもありません。中間地点の湧き水エリアで足をついて帰ろうと思ったのですが、ここでバイクから降りると落車する危険を感じたので何とか踏みとどまりました。
必死の形相でペダルを漕ぎ続け、やっとゴールです。タイムは46分31秒、時速8.3kmでした。50分以内で足付きなしと言うミッションを達成出来ました。もうこんな坂、二度と来たくないです
頂上にはローディーが数人と、やっちん茶屋(移動販売)が営業していました。YouTubeやネットのブログで見たことある光景だったので、思わず感動してしまいました。
やっちん茶屋で話を聞いてみると、堂平天文台がある山頂までは「後少し」らしいので、ガリガリ君を食べてから少し休憩して登ってみることにしました。
恐らく1kmくらいでしょうか? 本来であれば結構な坂だと思うのですが、白石峠の洗礼を受けた今の私に怖いものはありません。楽勝です。急に視界がひらけ、最高の景色を堪能することが出来ました。
日曜日だったので天文台の食堂が営業しており、カレーを頂くことが出来ました。天文台のキャンプ場にはトイレと自動販売機があるので休憩も出来ます。売店で名物のブルーベリーサイダーも売っている様ですが、体力が尽きていたので見送りました。
食事を終え、後は帰るだけです。陣見山と比べると白石峠の下りは細い急斜面を降りていく形になるので結構怖いです。ちょっとでも油断すると制限速度を超えてしまうので、フロントブレーキを多めにかけながらゆっくり下って行きます。ディスクブレーキの本領発揮ですね。私のような手が小さい人間でもディスクブレーキのお陰(?)で、安全に下山する事が出来ました。
下山しても鴻巣まで40kmもあるので油断は出来ません。途中暑さのため意識が飛びそうになりますが、水を頭にかけたりしながらやっとの思いで帰宅し、即バタンキューです。
まとめ
走行距離98.76km、移動時間5時間9分48秒、獲得標高1217m、私にとっては大冒険な一日でした。先月、陣見山まで往復した時の走行距離は114km、獲得標高は747mでした。今回のライドは走行距離は短いものの、獲得標高が1,200m超えだったので私にとっては最もハードなライドとなりました。目標を達成できたので、次回はハードルを上げてチャレンジしたいと思っています。
以上がロードバイク初心者が白石峠にチャレンジした体験談です。白石峠は都心からでもアクセスしやすい数少ない本格的なヒルクライムスポットなので、悩んでいる方は一度行ってみては如何でしょうか? きっと、アナタの心を満たしてくれるでしょう。ただし、想像以上にキツイので、私のようにヒルクライム初心者の場合は、500mクラスのヒルクライムを何度か経験してから登ったほうが良いと思います 😛
おまけ
って、二度と行かないんじゃないの?!
フフフ。
そんな事言いましたっけ?
HENTAIだー!
実は、あれからもう4回行ってるよ。
タイムは40分9秒で中々40分を切れない
これはもう病気だね。
早くなんとかしないと!
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